なぜバリュー投資なのか?

株式投資には大きく分けていくつかの投資手法があります。
成長株投資(Growth投資)、GARP投資(Growth at Reasonable Price:成長性と割安性の両方のバランスをみた投資)、バリュー投資となります。
テクニカル分析をベースにみた場合はこれ以外にも投資手法はあると思いますが、一先ず上記の3つが主な投資手法(ファンダメンタルベース)であるかと思います。

その中でも当サイトではバリュー投資を勧める理由は最も失敗が少ない投資手法であることが挙げられます。

成長株投資とは、今後かなりの成長が見込まれる企業を見抜いて投資する手法です。この投資手法は目利き力がかなり問われます。
今後の市場の動向、競争環境、リスクなどを総合的に勘案した上で成長性がかなり見込まれるという企業に投資をするイメージです。予想が当たれば当然ながらリターンは非常に高いものとなりますが、成長が鈍化するなどのイベントが起きると一気にその時に取引されている株式の評価額を正当化できなくなり株価は下落する傾向が大きいです。投資段階で既に株価の各種指標(PERなど)は相当程度高水準であり、高い成長性が見込まれないと分かると一気に下がってしまうというようなリスクを認識する必要があります。他社、他業界と比較して十分な成長性を見せていても、その時点での市場参加者の期待に沿えないと評価額が一気に下がるということもあります。

バリュー投資は以前も記載しましたが、明らかに市場からの評価が低すぎる企業に投資するものです。いわゆる市場の歪みの解消を期待して投資をするわけですが、リスクとしてはこの歪みが中々解消されないということが挙げられます。これはバリュートラップという言葉で知られておりますが、こういった市場の歪みの解消には相当程度の時間が必要であることも多いため長期的に投資することが基本です。
中々歪みが解消されないというリスクはある一方で、もう十分に割安な株価水準になっているものに投資するという手法ですので、成長株投資と比較すると下落リスクが限定されるところがキモです。割安なものが更に割安になることはあり得ますが、成長株投資のように、それまで株価を支えていた要素(成長性)が全くなくなってしまうというリスクが非常に小さいということです。

上記こそがバリュー投資をオススメする理由です。

当然、今後かなり成長する企業(例えばかつてのAmazonやGoogleなど)を見抜いて投資することは非常に美しい手法でもあるとは思いますが、一般的には 1.既に株価がかなりの高水準であること、2.期待されている成長性が外れるリスクがあるという2点からバリュー投資と比較するとあるのではないかと理解しております。

GARPはイメージとしてはこの中間に位置するもので、成長性、割安性の両方をバランスよく見る投資手法ですが、この手法に関してはより曖昧な定義になってくるかと思いますが、高成長がある程度期待できる一方で、その期待値から考えると株価は割安なのではないかといった企業に投資する手法です。バランスよく見ると記載すると簡単に見えてしまいますが、この手法にはしっかりとした企業価値評価の技術と成長性を見抜く目利き力がかなり問われますので結果的には難易度がかなり高い手法とも言えます。

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